証券用語集 天候デリバテイブ

 

 最近、「天候デリバテイブ」という言葉を、時折、耳にします。冷
夏や暖冬などの異常気象や天候不順によって、本来期待しうる売上
や利益が得られない場合の損失補てんのために、天候リスクを抱え
る企業が加人する、ある意味での保険のようなものです。

  例えば、エアコン販売業者のA社にとって、夏季の気温はェアコ
ンの販売に大きな影響を与えます。そこで、天候デリバティブを購人
することにしました。内容としては、東京における過去の7月から8 
月の平均気温データをもとに条件温度を設定し、その基準値を下
回った程度に応じて支払いを受けるものですo 具体的な数字としては、
過去の平均気温が26.3度のため、条件設定を25.5度とし、0.1度に
付きlOO万円受け取るという契約を結びます。そして、この年の7月
「日一8月31 日の平均気温が24・48度の場合、1,000 万円X (25.5- 
24.48) =1,020万円が受け取れるのです

  このような天候デリバティブを購入する効果としては、収益の安定
化はもちろんのこと、対外的なアピールやサービスへの付加価値が挙
げられます。天候デリバティブは、従来管理できなかった天候リス
クをへッジする手段としてマスコミを通じて取り上げられる機会も多
 く、利用する仝業のアピールにもつながっています。