ケインズ革命

■ケインズ革命

 ィギリスの経済学者ケィンズが提唱した新しい経済学
 の理論が、経済政策の考え方を一新したことをいう。

 今では「景気が悪くなったら政府が税金を使っ
て公共投資などをして景気をよくする」という考
え方はよく知られていますが、この考え方が生ま
れたのはじつは意外と最近のことです。古典的な
経済学では、極端に言えば「政府は何もしない方
が経済のためになる」と考えられていました。
 経済学の常識では、モノの値段は需要と供給の
バランスによって決まるとされます。だから、仮
に物価が上昇しても、政府がおせっかいするまで
もなく需要と供給のバランスは自然に落ちついて、
物価は元に戻るとされていました。働く人の給料
も同じで、「失業した人は安い給料でガマンして
ほかの会社に移ればいい。そうすれば、企業はた
くさん人を雇うようになるから、自然と失業は減
る」と考えられていたのです。ところがI929
年に始まった世界恐慌では、失業は減るどころか、
ますます増えるばかりでした。