概算要求

 概算要求では1961年度から、安易に予算枠
が拡大しないよう概算要求基準(シーリング)が
設定されてきました。当初は単純に経済・財政事
情などによって設定されていましたが、この方法
では予算が膨張する恐れがあるため、82 年度から
はゼロ・シーリングが導人さ・れました。
 ゼロ・シーリングとは、概算要求の限度額を前
年度と同額として、予算額を抑えていく方法です。
さらに、83 年度からはマイナス・シーリングが導
入されました。これは81年度の予算額のマイナス
5%を概算要求額の上限とする方法でした。
 こうしたさまざまな対応をしてきましたが、状
況は好転しませんでした。97年には、当時の橋本
内閣が財政支出の削減に務めましたが、その後景
気が急速に悪化。財政再建は一時保留され、景気
対策に力を人れることが決まったため、財政状況
はいっそう深刻になっています。
 そこで、2oo 1年4月に発足した小泉内閣は、
再び財政再建に取り組む方針を発表。国債の新規
発行を30兆円以下に抑制することなどを掲げ、2
oo2年度予算については、公共事業やODA予
算を前年度より10%削減することを決定していま
す。