納税者番号製

■納税者番号製

 国民一人ひとりに番号をつけて,個人の収入ゃ資産を
 正確に把握するという制度。

 国民から平等に税金を集めるためには、税務署
は納税者の資産や所得をしっかり把握する必要が
あります。サラリーマンの場合は、勤め先の企業
があらかじめ給料から税金を差し引いて納税しま
すからほぼ100%把握できます。しかし、自営
業や農家は自分で所得を計算して申告するため、
完全にその所得を把握しきれないことがあります。
 また、最近では外国の銀行への預金などを巧み
に利用した、悪質な「所得隠し」も増えています。
 そこで現在、国民一人ひとりに番号をつけ、個
人の収人や資産を正確に把握できるようにする
「納税者番号制」の導入が検討されてぃます。
 このしくみでは、たとえばある人が銀行預金を
すると、銀行はその預金者の番号や預金情報など
を税務署に通知します。これにより税務署は、預
金状況や利子収人などを把握できる...:というわ
けです。架空の名義を使った「隠し預金」などを
チェックできるようになり、悪質な脱税や課税漏
れを防ぐことが可能になります。
 個人情報があからさまになる危険や、システム
導入にコストがかかることなどから、これまでは
慎重論が優勢でした。とはいえ、不況で目減りす
る一方の税収をキチンと確保する必要性から、政
府は早期導入の方針を打ち出しています。