第二の予算

第二の予算

 

2001年度の財投の総額は32兆を超え、一般
会計予算の約4割に匹敵してぃます。そのため、
財投は「第2の予算」とも呼ばれ、国の予算を補
う大切な役割をはたしています。しかし近年、こ
の財投の資金の流れについて、財投機関の運営が
不透明で資金が必ずしも有効に活用されていない
などの問題点が指摘されていました。
 政府が運営しているとはいえ、財投はお金の
「貸し借り」のしくみです。私たちが郵便局に預
けたお金が、財投機関を通じて、中小企業などの
ために貸し出されているわけです。ムダな融資を
極力なくし、必要と思われる分野だけに適切に資

金を供給することが必要なのですが、郵便貯金な
どの巨額の資金が自動的に財投機関に注ぎ込まれ
るため、必ずしも資金は適切に使われていないの
です。このため、政府は巨額になった財投のスリ
ム化に乗り出しました。
 その結果、200ェ年4月から、郵便貯金や年
金の積立金を大蔵省資金運用部に預ける制度は原
則として廃止されたのです。制度改正後は、各財
投機関は、新たに国が発行する「財投債」や、財
投機関自身が発行する「財投機関債」などで資金
を調達することになります。
 ただし、このしくみでは財投に最低限必要な資
金が賄えなくなるかもしれません。このため、当
面の間は、郵便貯金の資金で財投債を優先的に買
い取ることになりました。