財政赤字


■財政赤字

 国と地方自治体が抱える借金(債務累計は600兆
 円で、先進国の中でも最悪の状況。

 国の主な収入源は、国民が納める税金です。国
はこの税収をもとに、公共投資や社会保障費など
に予算を配分していきます。

 こうした支出は、原則として国民に必要なもの
ですから、簡単に減らすことはできません。その
ため、景気が悪くなって個人や企業の収入が減り、
所得税などの税収が少なくなると、支出が収人を
上回り、国の財政は赤字になってしまいます。こ
の赤字を埋めるために発行されるのが赤字国債
です。いわば一時しのぎのための
借金といえます。

 日本の財政は、とくに近年、深刻な赤字が続い
ています。景気の低迷が続いて税収は上がらず、
その一方で政府は景気刺激策として公共投資や減
税を行なっています。
要するに、収人が減っているのに支出を増やして
いるわけですから、足りない分を埋める赤字国債の発行額も
どんどん膨らんでいる状況です。

2000年度末
の国債発行残高は約364兆円にのぼる見込みで、
その利払いだけでも膨大な額になっています。
 さらに、国だけでなく地方自治体も独自に「地
方債」などを発行して、借金をしています。国と
地方自治体をあわせた借金の累計額は、2000
年度末で645兆円と推計されています。これは
先進国の中でも最悪の状況です。