財政構造改革法


■財政構造改革法

 財政赤字の改善ゃ赤字国債発行の削減を盛り込んだ法
 律。98年12月に凍結された。

 財政構造改革法とは、財政赤字の改善や赤字国
債発行の削減など、国の財政構造を根本的に改革
するために、橋本内閣時代の97年秋の臨時国会で
成立した法律です。

具体的には、●2003年までに、国と地方を合わせた財政赤
字を国内総生産(GDP)の3%以下に抑え、赤字国債発行をゼロにする

●それまで、毎年度の赤字国債発行額を前年度よ
りも減らす

●社会保障、公共事業などの主要経費に上限枠を
設ける

 などの財政再建策が盛り込まれていました。
 しかし、この法律は、成立後まもなく激しい批
判を浴びることになりました。

 たしかに、財政再建は現在の日本政府の非常に
大きな課題です。とはいえ、そのために政府が公
共事業などの支出を減らせば、世の中に回るお金
が減り、景気にとってはマイナス要因となります。
 ただでさえ、景気が悪い時期に政府が支出を抑
えたため、97年以降、景気の低迷はいっそう激し
くなってしまったのです。そこで橋本内閣の次に
誕生した小渕内閣は、98年5月、同法で定めてい
た達成目標を緩くする法改正を実施。さらに、98
年末には法律そのものが凍結されました。